体験レポート

2024年1月27日〜28日 陸前高田ガストロノミー Vol.03 体験リポート

2024年2月27日

第三回目の陸前高田ガストロノミー。
今回は陸前高田の冬の味覚をフレンチでいただく、誰もがときめく美食をご用意。外国人の方も参加し国際色豊かなツアーとなりました。

1日目

地域見学、歴史探訪

10:15
陸前高田ガストロノミーは東北新幹線の一ノ関駅からはじまります。今回は外国の大使館で働く外国人の方も。まだまだ日本の里山が残る道を走ります。
10:45
今回のガストロノミーは奥州をめぐる旅。平安時代奥州藤原氏ゆかりの寺院「中尊寺」に向かいます。中尊寺は、平安時代に建てられた金色堂がある寺院。金色堂に使われた金は、陸前高田の玉山金山の金が多く使われていると言います。
12:30
1日目のランチは一関市にある「蔵元レストラン 世嬉の一」。一関のもち文化は有名。なんと300種類もの種類があると言います。ここでは、名物の「果報もち膳」をご馳走になりました。
15:30
世界でも前例がない陸の嵩上げをした土地に、高さ10メートルを超える防潮堤の建設。その先には、広田湾と生まれたての松原。東日本大震災の語り部、そして未来へつむぐお話をさせていただきました。
 
16:30
震災後に再建された市立博物館へ。入り口は東日本大震災により遥か遠くアメリカクレセントシティに漂流した漁船をはじめ、陸前高田の歴史や民俗学を紐解くたくさんの資料を観ました。

ガストロノミーディナー

18:00
第三回、陸前高田ガストロノミーのスタート。今回のゲストシェフ「ホテルメトロポリタン盛岡NEW WING フランス料理モン・フレーブ」の菊池 拓紀シェフによるフランス料理の趣旨や説明がありました。
20:00
陸前高田ガストロノミーの特長は、食を楽しむだけではなく、食材の生産者の方との交流があること。どのような環境や思いで作っているのか、そのストーリーを知ることで、よりおいしく食事を楽しむことができます。
今回もそれぞれのメニューで使われている食材の生産者、それを使って料理をするシェフ、それぞれのプレゼンテーションを聞くことができました。

2日目

生産地訪問

9:15
ぷりぷりとした肉厚の牡蠣。ここで育った牡蠣は豊洲市場で5年連続日本一になるほどの品質です。リアス式海岸の静かな湾に浮かぶいくつもの牡蠣いかだ。今回も漁船に乗り、牡蠣が育つ養殖場に向かいます。

牡蠣むき体験〜地元住民と牡蠣料理クッキング〜

10:30
養殖場を見学した後は、牡蠣むき体験。硬い殻の中からぷりぷりの牡蠣が顔を出します。ぷりぷりのむき身は、その場で甘露煮に。「皆さんが作っている牡蠣の甘露煮は商品としても販売しているんですよ。今日は皆さんもお土産に持っていってね。」と地元のお母さんシェフからサプライズのプレゼントも。

特別鮨ランチ

12:15
広田湾や三陸沖で漁れたばかりの新鮮魚介類を使った贅沢な寿司を食べました。地元の食材を知り尽くした板前によるネタの紹介をつまみに、一握りずつ丁寧に握られた極上の寿司を堪能いただきました。